ユニフォームリサイクルから始める。サステナブル経営への第一歩
職場の労働環境改善や企業のイメージアップに欠かすことのできないユニフォーム。新しいデザインを導入することで、職場の雰囲気を変えたり、従業員の士気を高めたりと、より大きな効果が見込めます。
しかし、ユニフォームを使用する上で必ず直面するのが廃棄問題です。実際のところ、企業の規模やが大きければ大きいほど、使い古しのユニフォームが生まれます。
また、昨今はSDGsで掲げる目標の達成に向けて、より効率的なリユース・リサイクルが求められるようになりました。
そこで今回は、使い古したユニフォームのリサイクルについて詳しくご紹介していきます。記事の後半では、おすすめのユニフォームもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ユニフォーム廃棄の現状と課題
一般社団法人日本ユニフォーム協議会のデータによると、ユニフォームの廃棄量は約1億3,000万枚、金額にすると約3,900億円にも上ります。しかも現場のリサイクル率は、全体の約0.6〜0.7%と、極めて低い数字となっています。
また、日本国内では、年間約170万トンの繊維商品が廃却されており、その8割は焼却や埋め立て処分となっています。
企業用のユニフォームは、ポリエステルなどの石油由来の化学繊維が使われているため、リサイクル自体が可能であるものが多いものの、セキュリティの関係上、ほとんどが焼却処分されます。
しかし焼却処分を行えば、大量のCO2や有害物質が発生しますし、埋め立て処分をすれば、廃棄物の分解過程でメタンガスやCO2が排出されたり、雨水が浸透して水質問題を引き起こすこともあります。
このように、ユニフォームの処分はさまざまな環境問題に繋がるため、適切な処分方法を選択しなければいけません。
そこでおすすめなのが、作業服メーカー「アイトス株式会社」とリサイクルプロジェクトの企画・運営を行う「株式会社JEPLAN(旧:日本環境設計株式会社)」が始めたAITOZ × BRING UNIFORMというプロジェクトです。
AITOZ × BRING UNIFORM の取り組み
AITOZ × BRING UNIFORMは、使用済みユニフォームを回収し、新たな製品の原料や資源にリサイクルする循環サイクルを展開しています。
使用済みのユニフォームをセキリュティを厳重に管理した上で回収し、日本環境設計が運営するリサイクル工場で再生ポリエステルや熱エネルギーとして再利用する仕組みを整えているため、ユニフォームを処分する側は手軽に安全に環境に貢献することができます。
※アイトスの商品をご購入頂いた方へご提供可能なサービスになります。回収のみはお受けしておりません。
AITOZ × BRING UNIFORMとは
AITOZ × BRING UNIFORMは、「株式会社JEPLAN(旧:日本環境設計株式会社)」が企画・運営する衣類の循環再生システムのことを言います。
主に衣料品に使われる石油資源の使用量削減を目指す取り組みを行っており、企業や業種を問わず、サステナブルな製品を普及させる活動を行っています。
また、ポリエステル繊維の原料であるポリエステル(PET)樹脂を製造する独自の製造技術を持ち、ケミカルリサイクルにも大きく貢献しています。

ご利用の流れ 簡単4ステップ!
①カタログから商品を選ぶ
まずはアイトス社のカタログから商品をお選びいただきます。
様々なユニフォームを手掛けるアイトス社のアイテム数やバリエーションは業界トップレベル。サンプルをお送りすることも可能ですので、じっくりと現物を見てお選びいただけます。
オリジナルユニフォームもご相談ください!
【アイトスWEBカタログはこちら】
通年用:https://azweb.aitoz.co.jp/ctlg/ctlg_mihiraki.aspx?ctlg=24AW
春夏用:https://azweb.aitoz.co.jp/ctlg/ctlg_mihiraki.aspx?ctlg=24SS


②WEB登録
アイトスの商品でユニフォームが決まったら、営業担当より回収システムをご案内致します。
WEB回収システムにアクセスし、集荷依頼を行います。
③回収
運送業者が来るまでの間に、使わなくなったユニフォームを梱包し、運送業者が訪れたら引き渡すだけ。もちろん集荷の際の送料は0円です。


④証明書の発行
回収したユニフォームが無事提携工場に搬入されたことが確認できると、WEBサイトから原材料仕入受取書がダウンロードできます。
また、リサイクル証明書もダウンロードできるようになります。こちらは企業のCSR活動の一環としてご活用ください。
アイトス商品紹介
ここからは、アイトス社が展開する商品の中で特におすすめの商品をご紹介していきます。
今回ご紹介する製品は、資源・環境に配慮した「BRING Material」のリサイクル素材を採用したユニフォームばかり。導入するだけで、SDGsにも大きく貢献することになります。
AZ-9101 長袖ブルゾン
羽織りやすく、機能性に優れた定番モデルの長袖ブルゾンです。胸部の中央にはファスナー付きの大きなポケット、胸や袖、内ポケットにはペン差しも備え付けられています。
また、伸縮部はセミラグラン&ストレッチ構造をしているため、必要な時にさっと着こなすことも可能です。
カラーは「シルバーグレー×ネイビー」「グリーン×ブラック」「アクアブルー×ブラック」「ネイビー×シルバーグレー」の4色が設定されており、企業のイメージに合わせたデザインを選ぶことも可能です。
現場で作業をされる方は、一着持っておきたい製品です。
AZ-10611 半袖ポロシャツ
半袖ポロシャツタイプのユニフォームです。ポリエステル素材を使っているため、吸汗速乾性に優れ、着心地も抜群。洗濯してもシワになりにくいため、毎日お洗濯をされる方にもおすすめです。
また、襟やボタンが付いているため、第三者の目が届くところで作業される方への着用も向いています。
カラーは「ホワイト」「グリーン」「ブルー」「ネイビー」「レッド」「ブラック」の6色があります。
AZ-6174 防寒ジャケット
フード付きの防寒ジャケットタイプのユニフォームです。厚手で重そうに見えますが、本製品には軽量・ストレッチ素材が使われているため、着ながらの作業も楽に行えます。
防風・軽撥水素材を使用しており、袖や背中にはリフレクター素材も使われており、屋外の作業にもぴったり。カラーは「ブルー」「ネイビー」「レッド」「ブラック」の4色が設定されています。
なぜユニフォームのリサイクルが
求められるのか
①サステナブルなビジネスの実現
これまでの社会は大量生産・大量消費型の発展スタイルで、生産と同時に大量の廃棄物を生み出していました。しかしこれからの時代は、一方通行型経済から循環型経済(サーキュラーエコノミー)の考え方を取り入れる必要が出てきました。
廃棄物削減への積極的な試みや、クリーンテクノロジーの発達など、サステナブルなビジネスへと繋がります。また、持続可能な開発目標SDGsで掲げる17の目標の「目標12:つくる責任 つかう責任」にもあてはまります。
②資源の有効活用
リサイクル活動自体が、限りある資源を有効活用することに大きく貢献しています。特にユニフォームの素材である綿や合成繊維などは再利用することが可能で、資源の浪費を防ぐことができます。
また、リサイクルによって新たな製品を作り出すと、結果的にコスト削減に繋がることもあります。
③社会的責任(CSR)の高まり
循環型社会といった時代背景から、ESG投資などといったサステナビリティに敏感な投資家や消費者も増えているのも事実です。SDGsの目標達成への積極的な参加は、企業の社会的責任(CSR)としても捉えられます。
ユニフォームのリサイクルは、環境保護や廃棄物削減への具体的な行実践例となるでしょう。
社会的に信用される企業を目指すにあたり、廃棄物の削減やリサイクルに向けての活動が欠かせなくなるのは間違いありません。
ユニフォームリサイクルの
お悩みごとはユニフォームネットまで
昨今は動きやすくデザイン性に優れたユニフォームを採用する企業が増えてきました。しかし現在は、ただ単にユニフォームを買い変えれば終わりというわけではありません。
今回ご紹介したAITOZ / BRING™の再生システムは、これからの時代に欠かせない仕組みだと言えます。これから新しくユニフォームの更新や導入をご検討されている方は、ぜひ活用してみてはいかがでしょう。
アイトス社からは様々なユニフォームが展開されているため、「正直どれを選べば良いのかわからない」といった方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、ぜひ当社ユニフォームネットまでお問い合わせください!
当社では様々なメーカーのユニフォームを取り扱っており、多くの方のご要望にお応えして参りました。
また、当社にはユニフォームソムリエの資格を持った専門のスタッフも在籍しており、お客様のご要望をヒアリングした上で最適な製品をご提案することも可能です。
大口割引や納期のご相談なども承ります。まずはお気軽にお問い合わせください!