VOICE.138 株式会社八下田陸運

こだわり抜いたオーダーユニフォーム事例|お客様事例

お客様へのインタビュー、導入成功事例のご紹介。

八下田陸運様

栃木県と埼玉県に計三か所の営業所を構え、様々なニーズに対応した総合物流システムを構築・展開する株式会社八下田陸運様。 昭和39年創業の老舗企業がユニフォームを一新するまでの背景をうかがいました。

株式会社八下田陸運様について

Q.御社について教えてください。

八下田社長:当社は栃木県宇都宮で昭和39年に創業した物流企業です。機械製造が盛んな北関東から機械や部品、部材の輸送などを行っています。他にも、冷蔵・冷凍車を使った食材輸送や、倉庫でお預かりしている工作機械・製品製造用部材・衣料・食品などの出荷業務を展開し、様々な企業様と接点を持っています。

Q.御社の歴史を教えてください。

八下田社長:元は私の父が白ナンバー一台で始めた配達仕事が当社の前身です。地元企業から仕事をもらい、ガス、酸素、アセチレンといったボンベ類を主に運んでいました。そのうち、今でもお付き合いのあるお得意さんから「この荷物も運んでくれないか」とお願いされるようになり、徐々に仕事の幅も広がり、それにあわせてトラックの台数も増やしていった……という流れでした。
それだけ聞くと順調に事業拡大したようにも思えますが、当時は運送業の乱立に抗議する反対運動なども重なり法人化の際には苦労しました。
様々な関係者に助けられ、昭和46年5月に法人化の承認が下りたのです。
初代の父、二代目の番頭役が当社を支え、2012年に三代目として私が社長に就任し、今年で丁度10年。大きな節目に入ったと考えています。

Q.会社の規模としてはどのような変化がありましたか?

八下田社長:事業拡大にあわせて保有台数、運転手の人数ともに順調に増加してきました。
保有台数は120台以上、運転手は115名ほど。倉庫での勤務や事務といった運転をしない社員もいますから、全体の従業員数でいうと、現在162名が在籍しています。

Q.誰もが知るランドマークの建設にも関わったと聞きました。

八下田社長:有難いことにこれまで様々な仕事に携わる機会がありました。
今では誰もが知るスポットということもあって、東京スカイツリーで使用する柱の運搬は非常に思い出深いものになりました。
スカイツリーの建設中、栃木県大田原市にある会社さんから二年かけて何度も柱の部材を運びました。
重さ、長さ、ルートまでも計算して、昼間走れるギリギリサイズのトレーラーで往復したのを覚えています。
完成にあわせて社員と浅草観光がてらスカイツリーを見に行ったほどです。
他にも、六本木ヒルズや虎ノ門など、都内の有名なスポットの建築にも関わっています。

入口前オブジェ
▲会社入口に展示されたスカイツリー支柱と同パーツのオブジェ

ユニフォームについて

Q.ユニフォームを変更することになった理由を教えてください。

八下田社長:前のユニフォームは約18年着続けたのでデザインが古く、街の中で似たような作業着を着ている人をよく見かけるほどでした。そのため、特別感も薄かったです。
法人化から50年という節目を迎えるタイミングでもありましたし、この機に一新しようと決めて、以前からお世話になっていたユニフォームネットさんにお願いしました。

Q.ユニフォームを一新する上で八下田社長が気にかけた部分はどこだったんでしょうか。

八下田社長:「良い物にしたい」という思いがありました。とはいえ、こちらだけの感覚で変更しても社員にとって良い物になるとは限らないのはわかっていましたから、役員や幹部社員に意見を聞いたり、サンプル品を取り寄せたりして、現場との齟齬が少なくできるように努力しました。
あとは、自社のイメージにも繋がる物なので、「他と違う物にはしたい」とも考え、今回はユニフォームメーカーのカタログには載っていないオリジナル品を製作してもらいました。

Q.納品まで紆余曲折がありましたね。

八下田社長:そうですね。ユニフォームネットさんとの間で制服のデザインが決まりかけていた時、「お客様の制服に似ている」という声が社内から出てきました。
デザインや色は違うものの、雰囲気が似ていて。自分の目からは別物に見えたので「似てない」と言い切ることもできましたが、そうした意見が出るならばと再度仕切り直しました。

管理課 岩﨑課長:一度決定しかけた案を変えることになって、当然最初は驚きました。どうなるんだろう……と不安もあったのが本音ですが、再考したことでより良い物になったので、結果的に見れば仕切り直してよかったと思います。


▲働く社員からも好評の声が

八下田社長:お客様や同業の会社さんからも反響が良く、ここまで好評だとは思いもしませんでした。

岩﨑課長:全員が「良いね」と言える物を作るのは難しいことだと思います。そんな中で嬉しい反響があって、こちらもほっとしました。良い提案をしていただきましたし、相談しながら色々と(サンプルなどを)試せたのもよかったです。

お客様と作り上げた「こだわり」の秘話

当社担当:今回は『別注』と呼ばれるオーダーユニフォームを導入いただきました。既製品ではないオリジナルのユニフォームはよりその会社様の色を出すことができます。
八下田陸運様の新ユニフォームではご要望にお応えし様々なこだわりを盛り込むことで、オリジナル性の面で妥協のない一新になりました。

 

▼色選び
当初の案ではネイビーやグリーンといった定番のカラーが候補だった。
スタイリッシュな作業服が業界でも流行の兆しを見せ、この先のスタンダードになることを想定し「黒」を提案。

▼加工
ブルゾンに施された黒のパイピング(縫い代の処理)にもこだわりが。
目につく部分のパイピングには別の色を入れてアクセントにする場合が多く、今回は敢えて黒のブルゾンに同色のパイピングを入れる処理を行った。
近くで見た際にわかるさりげない存在感を引き出した。

▼パーツ位置
襟の高さ、胸ポケットの返しなど、パーツの位置もこだわりポイント。
「定番」をそのまま踏襲するのではなく、いただいた要望にあわせてデザインをブラッシュアップし、各所と協力し作り上げた。


▲デザイン画からも伝わるこだわりの数々

当社担当:八下田陸運様とユニフォームネットが二社で試行錯誤し形にしたことで、胸を張って「良い物」と言えるユニフォームとなりました。

お客様情報

会社名 株式会社八下田陸運
所在地 栃木県宇都宮市中島町
設立 昭和39年2月6日創業/昭和46年5月31日設立
資本金 20,000,000円(授権資本金80,000,000円)
従業員数 162名
事業所 ●小山営業所
●埼玉営業所
●宇都宮営業所
●本社物流センター
●上三川物流センター
事業内容 ・一般貨物自動車運送事業
・貨物自動車運送取扱業
・鉄道貨物自動車運送取扱業
・引越事業(一般・企業等)
・物流加工業
ホームページ http://yageta.co.jp/

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