VOICE.123 有限会社高崎クエイル様
衛生面と社員の声を考慮し衛生白衣を導入|お客様事例
お客様へのインタビュー、導入成功事例のご紹介。
上毛三山に囲まれた緑豊かな自然のなかで、全国のスーパーに並ぶ約20%のうずらの卵を生産している有限会社高崎クエイル様。社内アンケートの実施でわかったユニフォーム需要に応え、衛生面を考慮したユニフォームの採用についてお伺いしました。
有限会社高崎クエイル 様について
Q.御社について教えてください。
串田専務:当社では50万羽のうずらを飼育し、全国のスーパーに並ぶ約20%のうずらの卵を生産しています。
もともとは主人の父親が高度経済成長の時代に合わせて始まった養鶏バブルに乗って養鶏場を運営していたのですが、バブル崩壊とともに養鶏では厳しくなり、鶏の卵よりも、価格が安定しているうずらの方にシフトする事になりました。
クエイルとは英語で「うずら」という意味で、1991年(平成3年)に主人が2代目として社長を引き継ぎ高崎クエイルを設立しました。
現在は息子が常務として3つある農場を管理し、私がパック詰めをする工場の責任者として働いています。
串田常務:私は学校を卒業した後、修行という形で岩手と韓国にあるゆで卵の工場で働き、23歳で戻ってきました。うずらは卵から孵化するのに約17日、そこから卵を産む成鳥になるのに約40日と鶏に比べ生育が早いのが特徴です。
当社では、二週間に一度約5万羽のひなが誕生していて、3つの農場で毎日約40万個の卵を産卵しています。農場が3つあるのは、鳥インフルエンザが発生した時に全滅を防ぐ為で、それ以外にも一つのうずら舎の成鳥を一度で入れ替える事で飼育場の洗浄や消毒を徹底して行えるオールイン・オールアウト方式を取り入れています。
Q.うずらの卵の需要についてお聞かせください。
串田専務:うずらの一大産地は愛知県豊橋市なので、関西では昔からよく食べられているのですが、関東では各県に一農家あるかないかです。設備投資もかなりかかるので参入障壁が高く、これから増える事もないと思うのですが、近年うずらの需要は着実に増えていると実感します。
SNSでキャラクターをデザインしたお弁当(キャラ弁)や凝った料理をアップするのが流行るのに合わせて、鶏の卵よりもサイズ感がちょうど良く、見栄えの良いポイントの材料になるうずらを使う人が増えました。また、飛行機の機内食や大手アミューズメント施設のイースターイベントなどで使われたり、その栄養価に注目されるなど、今までなかった需要が出始めています。
ユニフォームについて
Q.ユニフォームを導入した経緯を教えてください。
串田常務:去年一年間、私が経営の勉強をするスクールに通っていた時に、社員に仕事についてのアンケートを取る事を勧められ実施したところ、ユニフォームが欲しいという回答がいくつかありました。
それまで農場は各自好きなものをバラバラに着ていて、ユニフォームを入れる事に社長(父親)はあまり乗り気ではなかったのですが、アンケートを見せたらやってみろという事になりました。
串田専務:パック工場の方も、初めは各自で用意した好きなエプロンをしていたのですが、統一感があった方がいいという話になり、他社で買ったエプロンを支給していました。しかし、取引先やスーパーの方が工場を見に来る事がある中で、これからは衛生面もしっかり整えていかなくてはいけないと感じ、今回衛生白衣を入れました。
Q.ユニフォームを導入した反応はいかがですか?
串田常務:農場の方は社名とロゴが入った長袖と半袖を配ったのですが、正直なところみんな着ないだろうなと思っていました。しかし、驚く事に全員着ていて、未だ着ていないのは社長だけです(笑)。
農場の責任者からもユニフォームを揃えた事で、ここで働いている実感が出て良くなったと言われました。
串田専務:パック工場の方は、今までエプロンだけだったので、着替える手間が増えたのですが、慣れてしまえば問題ありません。上から下までみんな同じなので誰が誰なのか分からなくなる不便さはあるのですが、これから改善していこうと思います。
Q.弊社の営業担当の対応はいかがでしたか?
串田専務:いろいろとアイディアをくれるので選びやすかったです。
Q.今後の展望について教えてください。
串田常務:うずらの卵の全国シェア20%を誇っていても、社名を知られていないという現状を打破したいと考えています。そこでうずらの卵を使ったプリンの製作を進めていて、生産だけではなく6次産業化をする事で知名度を上げていきたいと思っています。
Q.最後にユニフォームに求めるものを円グラフにしてください。
取材にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。
お客様情報
会社名 | 有限会社高崎クエイル |
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所在地 | 群馬県高崎市 |
設立 | 1991年(平成3年)[創業:1952年(昭和27年)] |
資本金 | - |
従業員数 | 33名 |
事業所 | ・高崎農場 ・赤城農場 ・倉渕農場 ・パックセンター |
事業内容 | うずらの卵の生産、卸売り販売 |
ホームページ | http://takasaki-quail.com/ |