VOICE.89 有限会社なごみの里様
介護職・ケアマネージャー向けユニフォームのモデルチェンジ|お客様事例
お客様へのインタビュー、導入成功事例のご紹介。
「慈愛」の精神を掲げ、介護業を営む有限会社なごみの里様。介護現場にふさわしいユニフォーム、そして職員が誇りを持てるユニフォーム選びについてお話頂きました。
有限会社なごみの里様について
Q.御社の設立の経緯について教えてください。
吉田所長:私は元々、看護師として働いていたのですが、2000年(平成12年)に介護保険法が施行され、ケアマネージャー(介護支援専門員)という資格ができたのを機に、介護の世界に入りました。ケアマネージャーという仕事は、利用者様やご家族からの要望に応じてケアプラン(介護サービス計画)を立てたり、関係事務所との連絡調整などを行う仕事で、介護事業所に所属して働くのが一般的です。しかし、私はどうせやるなら自分が納得できる介護をしたいと考え、介護事業所を自分たちで立ち上げる事を決意しました。
といっても会社の設立や運営は初めての事だったので、銀行にお金を借りたり、施設建設などどうしたら良いか何も分かりません。会社を設立したものの試行錯誤の連続で、明け方まで何度もみんなで打合せをしました。
2003年(平成15年)に医院の隣の空き家を利用させてもらった「なごみの里ケアプランセンター」を立ち上げ、各家庭を訪問しながら利用者様やご家族の要望をお聞きし、「なごみの里デイサービスセンター」を開設しました。
Q.その後、どのように事業を拡大したのですか?
吉田所長:デイサービスは比較的軽度の介護が必要な方が多いのですが、認知症など在宅だけでは支えきれない利用者様が増えてきて、2006年(平成18年)に「なごみの里グループホーム」を開設しました。その後、機能訓練もデイサービスセンターで大切になると考え、2009年(平成21年)に「デイサービスセンターきずな」を開設し、現在4拠点で運営しています。またその頃から職員数も増え、私だけでは事務関係が回らなくなった為、ちょうど両親の介護も出てきた夫に事務長として入ってもらう事になりました。
Q.御社の特徴について教えてください。
吉田所長:学校を卒業してすぐに介護の仕事に就く人は少なく、当社の職員もさまざまな仕事を経験してから縁あって当社で働いてくれています。だからこそ多様なバックグラウンドを一つにまとめる為の理念が大切だと考えています。当社では「慈愛」の精神を掲げ、利用される皆さんを自分の両親や家族のように、母親が子供を無償で愛するように接するよう指導しています。
特徴は職員全員がそれをしっかりと話せる事でしょうか。
Q.職員の教育について教えてください。
吉田所長:慈愛の精神の一方で、介護の仕事は資格がとても大切な一面があります。
資格によってできる仕事内容も変わりますし、お給料も変わります。この仕事に魅力を感じ、この仕事で食べていくと決めた職員には、国家資格である介護福祉士の資格取得など、会社を挙げてバックアップしています。実績としては、昼休みを利用して先輩職員が講義を行うなど3年計画で取組みを行い、介護福祉士に15名が合格した事などもありました。
ユニフォームについて
Q.モデルチェンジを検討したきっかけを教えてください。
吉田所長:ユニフォームには昔からこだわりがあり、「一目で当社だと分かってもらえるもの」「品格があるもの」「着ている事で誇りが持てるもの」の三点を重要視しています。その中で職員たちに選んでもらい、最近ではケアマネージャーと介護職のユニフォームを新しくしました。
Q.この商品を選んだ理由(ポイント)は?
吉田所長:ジャージをユニフォームとしているケアマネージャーの事業所が多いのですが、利用者様の自宅に伺い相談を受けたり、書類を作ったりする仕事に相応しいユニフォームは何だろうか、という話から今回のユニフォームに決まりました。
当社のようにケアマネージャーがスカートを着用する事は珍しいようですが、やはり女性は女性らしい方がいいと思いますし、自分に誇りを持ってイキイキと仕事ができます。
デザインも可愛いだけではなく動きやすいですし、仕事柄お悔やみの場面もありますので不自然にならない色を選びました。
一方、介護職のユニフォームは、視力の弱まった利用者様にも職員だとすぐに分かってもらえるよう明るいオレンジ色を採用しました。また、女性が多い職場ですから、脇の黒いラインで細身に見える効果も狙っています(笑)。
Q.今後の展望についてお聞かせください。
吉田所長:介護の仕事で必要なのは、介護の技術力と自分の想いを利用者様に表現するスキルです。
技術力は仕事をしていく中で身に付くものですし、当社の職員も十分やってくれていますので、これからは目には見えない「心」をいかにして表現していくか、そのスキルを上げる事が重要になってくるでしょう。
利用者様には、決して多くの時間が残されているわけではありません。少しでも当社と関わりがあった利用者様やご家族には、「なごみの里」を利用して良かったと思って頂けるように、会社の礎を固めながら、介護と職員の「心」の更なる高みを目指していきたいです。
Q.最後にユニフォームに求めるものを円グラフにしてください。
取材にご協力頂き、誠にありがとうございました。
お客様情報
会社名 | 有限会社なごみの里 |
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所在地 | 福島県田村郡 |
設立 | 2003年(平成15年) |
資本金 | - |
従業員数 | 91名 |
事業所 | - |
事業内容 | ・なごみの里デイサービスセンター ・なごみの里ケアプランセンター ・デイサービスセンターきずな ・なごみの里グループホーム |
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