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株式会社リプロ様のモデルチェンジについて

Q.モデルチェンジをしたきっかけを教えてください。

新ロゴマーク

佐藤社長：当社はNEXCOの道路維持会社である株式会社ネクスコ・メンテナンス東北の一次協力会社であり、高速道路のメンテナンス作業(清掃・植栽・除雪)や舗装工事などを請け負っています。
昨年(2016年)ネクスコ・メンテナンス東北がユニフォームのモデルチェンジをしたのをきっかけに、当社でもユニフォーム（作業服）をモデルチェンジしました。
それまでの作業着は長年使用していたのでいずれ変えなくてはいけないと考えていた為、どのようなユニフォームがいいか、以前から社員へのアンケートなどは行っていました。その期間を含めると最終的な決定まで2年以上かかってようやく決まったユニフォームになります。

Q.モデルチェンジをするに当たり、こだわったポイントはどこですか？

佐藤社長：これまでは、ネクスコ・メンテナンス東北からの指示通りに労務を提供する単純作業の仕事が多く、ブルー系の作業着で”労働者＝ワーカー”のイメージのものを着用していました。
しかし近年、業務請負いという形になった事で機材を自社で揃え、技術力やノウハウの蓄積をする為の人材を育成する事が必要になり、それまでの”ワーカー”から今までネクスコ・メンテナンス東北が行っていた仕事の「頭脳」の部分も請け負える”技術者＝エンジニア”へ変わらなければなりませんでした。
そこで新しいユニフォームは、”エンジニア”をイメージさせる為、私の好きなTVドラマ『下町ロケット』で登場するエンジニア集団、帝国重工が着ていた作業服と同じ落ち着いた赤色を採用しました。さらに、肩の部分にシルバーグレーを配色する事で”ワーカー”色を一部残しました。

Q.ロゴマークも変更したとお聞きしましたが。

左胸のロゴマーク刺繍

佐藤社長：設立25周年を過ぎ従業員も増えてきた事で、この辺で一度社内全体の意思統一を図らなければいけないと感じていました。
ユニフォームの変更もその一環ですが、同時にロゴマークも変える事にしました。デザインを社内から募集し、さまざまな案のいいところを取って決まった新しいロゴは、”ripuro”のｒの一部を葉の形にし、uroを緑色にしています。

これは、当社の仕事が昔から高速道路の草刈りなどの清掃植栽がメインである事を意味しており、また赤のグラデーションの円形は、当社の団結力と情熱を表しています。
このロゴマークは、同じ仕事をする仲間なんだと感じてもらう為にブルゾンの左胸に刺繍で入れています。

Q.ユニフォームを変更していかがですか？

氷雪対策安全大会の様子①

佐藤社長：10月28日、これから始まる除雪の作業を前に、全従業員を集めて氷雪対策安全大会が開かれました。除雪は年明け4月頃まで行われる大変な仕事ですから、作業手順の確認などをする決起大会でもあり、何としてもこの大会までに新しいユニフォームを完成させたいと思っていました。
当日、121名の従業員がこの赤いユニフォームを着て揃った姿は壮観でした。
正直なところユニフォームを揃えるにはお金がかかりますが、ユニフォーム一つで意識を統一できたり、事故を未然に防いだり、仕事を効率化できたりといった、目に見えないメリットがたくさんあると改めて感じました。

Q.ユニフォームを変更して、周囲の反応はいかがですか？

氷雪対策安全大会の様子②

佐藤社長：NEXCOさんとネクスコ・メンテナンス東北さんからは好評を頂いています。統一感があると、朝礼をしているだけでもしっかりしているように見えます。また、従業員も喜んで着てくれています。

－これからの御社の展望についてお聞かせください。
佐藤社長：当社は会津若松の一企業というよりは、ネクスコ・メンテナンス東北の協力会社として、NEXCOグループの一員だと思っています。
その為、2015年(平成27年)には民間企業としてはいち早く、高速道路上での作業で着用する高視認安全服を全員分揃えました(株式会社リプロ vol.028 1回目導入事例記事参照)。
今回のモデルチェンジも含め、当社は地元への貢献は意識しつつも、会津スタンダードを基準とした取組みではなく、ジャパンスタンダードやグローバルスタンダードを意識した会社作りを目指していきます。

Q.最後にユニフォームに求めるものを円グラフにしてください。

取材にご協力頂き、誠にありがとうございました。

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