VOICE.76 建設職人甲子園 群馬地区様
背面に想いを印字、運営スタッフ用ポロシャツを作成|お客様事例
お客様へのインタビュー、導入成功事例のご紹介。
建設業界で働く職人に光を当てることを目的に、企業単位のプレゼンテーションの大会を主催する建設職人甲子園様。その群馬地区での大会で、運営スタッフ用のユニフォームを制作した経緯と、プレゼンに参加したARIGATOCOMPANY株式会社様について出場の経緯をお伺いしました。
建設職人甲子園様について
Q.建設職人甲子園とはどんな活動ですか?
福島理事長:私たち建設職人甲子園は「職人に光を当てる」という事を軸に、「建設業界から日本を元気にする」というビジョンを掲げている団体で、企業単位で仕事への取組みや仲間への想いなどをプレゼンテーションし競い、共に高め合うことを目的とした大会を主催しています。
2014年に建設職人甲子園TOKYOが立ち上がり、それから3年で全国6地区に広がり、2017年に群馬地区が発足しました。その群馬地区の初代理事長を私が務めさせて頂くことになりました。
Q.どのような想いで活動されているのですか?
福島理事長:建設業を取り巻く環境は他業種同様、人手不足や後継者不足が顕著になっています。我が国の建設就業者の人口は1997年の685万人ピークに減少を続け、2016年には500万人を切っています。中でも、60歳以上の就業者がおよそ80万人と多く、この先10年で就業者の減少速度は一気に加速します。一方、20代の若手は33万人程度であり、就業者不足を支えるほどの担い手がいなく、その見込みが薄いというのが現状です。
しかし、私は建設業に限らず、私たち大人が働くという事の魅力を発信できているだろうかと感じています。建設業界に魅力がなくなっているから人が集まらないのではなくて、私たち大人がその背中で、魅力を伝えられていないのではないか。
建設職人甲子園は職人に光を当てるという事を通じ、その職人一人一人の姿に私たち自身の姿を重ね合わせる事で、職種や業態を超え、それぞれの人生や自身の在り方を気付かせてくれる場だと考えています。自分の仕事に誇りを持ち、仲間を思いやり、家族を大切にする。時には不器用に、それでも大切なものをしっかりと胸の中につかんでいる。私はそんな多くの職人や多くの人にこの活動で出会い、多くの事を教えてもらいました。私たちは共に多くの事を学びながら、ただ知識だけを蓄えるのではなく、実践というものを大切にし、自分の人生だけにとどまらず、会社、日本を元気にしていく原動力になればと活動しています。
Q.運営スタッフとしてだけでなくプレゼンテーション企業として、女性だけのチームで参加したのはなぜですか?
増田さん:当社(ARIGATO COMPANY株式会社)は昨年の栃木地区大会に引き続き、今回で2回目の出場になります。今年の出場については、社長(福島理事長)から「こんなに女性がたくさんいて、さらにその中には職人もいる建設業の会社は他にない。そんなARIGATO COMPANYでしか伝えられないことがあるはずだ」と言われ、女性5名での出場が決まりました。
まさか女性だけで出るとは考えてもいなかったので、正直始めはみんな乗り気ではありませんでした。しかし、どのようなプレゼンテーションにするのか連日話し合いを進めるうちに、最高のプレゼンを作ろうという気持ちに変わり一つになっていきました。
Q.プレゼンの内容はどのように決めたのですか?
増田さん:プレゼンは5人それぞれが自分の伝えたい事を個別で発表します。その為、一人一人のプレゼンをみんなで深堀りしていくのですが、仲間に聞いてもらい、アドバイスをもらうことで、私はこう言いたかったんだ、こう表現したかったんだという事にだんだんと気付いていく事が多くありました。その反対に考えれば考えるほど、私は一体何を伝えたいのかと悩んでしまったりと、とても目まぐるしく、辛くも楽しい日々でした。また、女性だけで出場する唯一の企業という事で、始めは「女性だからこそ伝えられるものを」と考えていました。しかし、進めていくうちに、仕事に対しての想いやモノづくりに対しての想いは性別など関係ない、女性としてではなく、自分個人として、ARIGATO COMPANYの一員として伝えたい事があるのだと気付きました。
Q.当日の様子を教えてください。
増田さん:檀上に上がって、たくさんの人たちに私たちのプレゼンを聞いてもらい、終わった後は自然と涙が出ました。そして何より、この5人のチームで一つのものを作り上げられた達成感
は今まで味わった事のないものでした。結果は準優勝でとても悔しかったですが、悔しいと思えるだけやりきれた事、想いを伝えられた事は私たちのこれからの力になると思います。
運営スタッフ用ユニフォームについて
Q.商品をどのように検討されましたか?
増田さん:今回は建設職人甲子園群馬地区決勝大会の開催に合せて、スタッフ用のポロシャツを作りました。背中のプリントには「私たち職人は、日本の文化、景色、人々を愛しています」という意味の英文を入れています。
これは、職人は昔から文化を愛し、そこに暮らす人々の暮らしが豊かになるよう家や橋、道を作り、日本の景色を作ってきたという事と、また同様に私たちも同じ気持ちでモノ作りをしていますという想いが込められています。さらに、子どもたちも多く来場するので、可愛らしい字体で親しみを感じてもらえるようにすると共に、建設職人甲子園は全国に地区があるので、右胸にはしっかりと「群馬」をアピールしたデザインにしています。
Q.今後の展望についてお聞かせください。
福島理事長:建設職人甲子園には素晴らしい人材がたくさんいますが、これから先さらにこの輪を広げる為には多くの仲間が必要です。どんな小さな事からでも大丈夫です。心の中に感じるものがあれば、建設職人甲子園の扉をノックしてみてください。
取材にご協力頂き、誠にありがとうございました。
お客様情報
会社名 | 建設職人甲子園 群馬地区 |
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所在地 | 群馬県 |
設立 | 2017年 |
資本金 | - |
従業員数 | - |
事業所 | - |
事業内容 | 建設職人甲子園の運営 |
ホームページ | http://k-shokunin.org/ (一般社団法人建設職人甲子園 公式ホームページ) |