VOICE.131 株式会社遠藤電気通信様
採用活動や次代のための取り組みとしてモデルチェンジ|お客様事例
お客様へのインタビュー、導入成功事例のご紹介。
福島県で電気通信関連事業を行う株式会社遠藤電気通信様。現在は5G通信、IoTネットワーク事業にも注力するなど、ニーズにこたえて発展を続けてきた同社に、ユニフォームをモデルチェンジしたきっかけをお伺いしました。
遠藤電気通信様について
御社の創業の経緯について教えてください。
遠藤社長:当社の始まりは私の父が義理の兄と1980年(昭和55年年)に創業した遠藤通信という電気工事店になります。
数年後、父が独立するのですが、同じような仕事ではぶつかってしまう事から、当時、完成間近の東北新幹線の影響で沿線付近にあるテレビ映像の乱れを補正する共同アンテナの設置業務を始めました。
その後はケーブルテレビなどの仕事も入るようになり、1987年(昭和62年)に有限会社遠藤電気通信を設立しています。
事業承継ではご苦労されたとお聞きしました。
遠藤社長:私は電子関係の専門学校を卒業後、父の知り合いの埼玉県にある同業会社で働いていました。
ちょうど東京ドームが建設中で田舎から出てきた私は毎日本当に楽しく暮らしていたのですが、28歳の時に父がケガをしてしまい福島に戻る事になりました。
命に関わるケガではなかったので、戻ってからは社長である父の元、「あれがしたい、これがしたい」とよくある何も分かっていない後継者として好き勝手にやっていました。しかし、36歳の時に仕事場で父が倒れそのまま亡くなってしまったのです。
後継者といっても、経営については何一つ引き継いでなく、ましてや今後どうするかの話もしていなかったので途方に暮れました。
社長になられてからの事業について教えてください。
遠藤社長:幸い社員が応援してくれたので、社長就任後5年くらいは休む事なく働き、業界関係の集まりなどでは下に見られながらも這いつくばってやっていました。
そうしているうちに仕事は安定してきたのですが、福島県内にはないケーブルテレビの仕事がメインになってきた事で、必然的に県外の仕事が増えてきたのです。
そうなると、経費は掛かる上に社員も嫌がる一週間以上の泊まりの仕事が多くなり、これではやっていけないと思い防災無線や送電線などの公共工事の仕事を始めるようになりました。
またその頃、本格的に携帯電話が普及し始めた事で、移動体基地局の工事なども主力事業となり、現在当社の基盤となっている電気通信関連事業が確立してきました。
ユニフォームについて
モデルチェンジのきっかけを教えてください。
遠藤社長:東京で働いていた息子が数年前に戻ってきて、当社で営業をしているのですが、息子から「こんなダサいのでどうするの」と言われてしまいました。
私からすると東京の感覚でばかり話してくれるなと思う事もあるのですが、実際にこの仕事は野外での仕事で注目される事もなく、採用には本当に苦労していました。
若い人に来てもらう為には、作業服ではなくユニフォームという考え方をしなくてはいけないと諭され、息子を中心にモデルチェンジを進めました。
ユニフォームの評判はいかがですか?
遠藤社長:ユニフォームを着る現場作業員は15名いるのですが、良い刺激になったようです。
また、業界の会議などで着ていくととても目立つようです。こういう職種は着るものから改革していくのがいいのかもしれません。
弊社の営業担当者の対応はいかがでしたか?
遠藤社長:当社にスカウトしたいくらいの人材です。フットワークが軽くこれ着たいなと言ったものをすぐに持ってきてくれます。
女性陣の心を掴むのも上手いです(笑)。
今後の展望について教えてください。
遠藤社長:息子が戻ってきたのを機に社屋を新たに建て、2018年には株式会社にもしました。会社のロゴマークを考えたり、息子と社員が定期的に東京の展示会に行って最新の情報を勉強しに行ったりと、次の代を見据えた動きが活発化しています。
また業務面でも、暮らしや健康について考えた商品として水素水サーバーや給水機の設置を行ったり、次世代の通信回線として注目されている5Gや、IoTの導入支援なども積極的に始めているので、時代の流れに乗れる会社として大きく変わっていきたいと思います。
お客様情報
会社名 | 株式会社遠藤電気通信 |
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所在地 | 福島県郡山市 |
設立 | 1980年(昭和55年)9月創業 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 20名 |
事業所 | ● 本社 ● 平田事業所 |
事業内容 | ・電気通信関連事業 ・5G、IoT関連事業 ・環境、生活、健康関連事業 |
ホームページ | http://endoudenki.jp/ |