VOICE.73 株式会社村上酒店様

揃いのユニフォームで「田舎の安売り店」を脱却|お客様事例

お客様へのインタビュー、導入成功事例のご紹介。

オリジナル商品を作り、他社が真似できないサービスを追求する株式会社村上酒店様。田舎の安売り店脱却の為、ユニフォームを導入した経緯についてお伺いしました。

株式会社村上酒店様について

Q.御社について教えてください。

外観

村上社長:当社は1999年創業の酒類の小売りの会社です。私は高校卒業後、父の紹介で酒の卸問屋に就職し8年勤めました。その頃から、いつか独立するならこれまでの経験を活かしたいと思っていましたが、酒類販売業免許(一般酒類小売業免許)を取得しなければ商売をする事ができなかったので、卸問屋時代の縁でコンビニエンスストアの店長を任されたり、当時流行したスニーカーや腕時計を海外から並行輸入する仕事をしていました。
そして、29歳の時に酒類販売業免許を取得する事ができ、株式会社村上酒店を起業しました。しかし当時は、酒のディスカウントストアが全盛な上に、コンビニでも酒が販売されるなどの影響もあり、酒屋は軒並み廃業している状況で、新たに酒屋を始めるなんて無謀だと周囲には反対されていました。
また起業してからも、しがらみが嫌で地元の組合に入らなかった事もあり、業界からの反感を買い、地元の蔵元との取引きができなくなったりもしましたが、それでも何とか県外の蔵元を開拓するなど、がむしゃらに頑張り続けた結果、現在では県内で売上げ上位に入る酒屋にまで成長させる事ができました。

Q.御社の強みを教えてください。

仕事風景①

仕事風景②

村上社長:これまで当社は後発だという事もあり、お客様にいかに安く商品を提供するかという、”価格戦略”でマーケットシェアを拡大してきました。
しかし、首都圏の規模の大きい酒屋と比べると商品の仕入れコストに差があり、当然価格戦略だけでは勝てません。そこで、生き残る為に従来の酒屋にはできない事をして差別化を図ろうと8年前から社内に企画部門を設け、新たにデザイナーを採用し、飲食店の販促ツールであるのぼり旗や看板、メニューのデザインから制作までを手掛ける事業を始めました。
またその頃に、全国25社の小規模酒販店と酒蔵6社で作った「ANT’S(アンツ)」というグループに入りました。この会を通し、名前の由来にもなった、いわゆる「蟻の団結力」で戦っていく為に大手には真似のできない特徴
のあるオリジナル商品(酒)を開発・製造したり、複雑なルールのある業界なので、グループ独自で酒販管理システムを開発・導入し、業務の効率化を図っています。

神山部長:企画部門を設け、販促ツールを商品と一緒に提案し、差別化を図ろうとする会社の方針は、創業当時の昼夜関係なく一円でも安くお客様に提供するというやり方でやってきた私にとって、当初は戸惑いも大きく大変な事もありました。しかし、老舗の酒屋が廃業していく中、何とか生き残る為に全社員の意識を変えなければならないと思い、社長と共に頑張り乗り越えてきました。

仕事風景③

そのような中で開発したオリジナル商品の季節の果物の果肉がたっぷり入ったリキュール「くまんばち」シリーズは大ヒットし、大手メーカーさんでは真似のできない差別化商品として当社の強みになっています。また、リキュールの他にも日本酒や焼酎、ワインなど数多くのオリジナル商品を出していて、すべて当社のショールームにて試飲ができるようになっています。新しく飲食店をオープンされる方には、ここで実際に試しながらメニューに入れるお酒を選んで頂けるような工夫もしています。
 

ユニフォームについて

Q.ユニフォーム導入のきっかけについて教えて下さい。

オリジナル商品「くまんばち」

村上社長:ANT’Sでの活動の一環で全国の酒屋を見て回った際、業績を上げている会社は雑瓶がきれいに整理され、物の置き場所がすべて決められているなど、入った瞬間に「ちゃんとしているな」と感じると同時に、従業員が揃いのユニフォームを着用していました。その頃、当社ではエプロンを支給する程度で、それ以外は酒のメーカーから貰えるジャンパーやTシャツを着ていたのですが、それではいつまでたっても田舎の安売り店というイメージを脱却できないと思い、ちゃんとした「企業」として認められる為の第一歩としてユニフォームを導入する事にしました。

Q.ユニフォームの導入効果を教えて下さい。

村上社長:ユニフォームを着る事によって自社の看板を背負っているという意識になる為、仕事モードに切り替わりやすくなったと思います。ただ、独自のユニフォームでは無いので、同じデザインのものを着ている人を見かける事があり、機会があればオリジナルデザインのユニフォームの製作も検討してみたいと思っています。

Q.これからの御社の展望をお聞かせください。

村上社長:これまでは、消費者や飲食店などに酒類を販売する免許(一般酒類小売業免許)のみで営業していたのですが、最近、酒類卸売業免許という酒類販売業者に対して販売ができる免許を取得する事ができたので、よりメーカー側に近い卸売業者として、自社開発のオリジナルの商品を首都圏に向けてさらに拡販していきたいと思っています。

Q.最後にユニフォームに求めるものを円グラフにしてください。

取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。

 

お客様情報

会社名 株式会社村上酒店
所在地 栃木県宇都宮市
設立 1999年
資本金 -
従業員数 24名
事業所 -
事業内容 ・蔵元限定流通酒専門店
・その他業務用酒類販売
・栃木県産米(コシヒカリ)販売
ホームページ http://www.murakamisaketen.co.jp/

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